音楽のレッスン

 

 

ピアノやヴァイオリンのレッスンを始めようとする前に音楽のレッスンとは、本質的に何をすることかということを少し考えてみましょう。音楽とは字の通り”音が快い”、つまりレッスンとはより良い音を出すことの探究なのです。演奏とはひとつひとつの音をきれいに奏でることをベースにした上にいろいろの要素が加わり、美しく曲を表現していくことなのです。そんな事は当たり前と思われるかもしれませんが、意外に楽器を弾くことは音符を音にすることと勘違いして、音楽のレッスンを始めようとする人が多くいるのです。取り敢えずキーボードのようなもので曲を学んでうまくいきそうだったらピアノを買うつもりという人が最近は特に多くなってきていますが、これは前述の観点から言うとあまり好ましい考え方とは言えないでしょう。

本当の意味での音楽の楽しさは、正しく美しい音を奏でるとすれば、キーボードより本物のピアノ、ヴィオリン、それも個々の学習者のレベルにおいて、より良い楽器を使うことを勧めます。(楽器については、もう少し具体的に後述致します。)

音楽そのものがきらいと言い切れる人に今まで私は会ったことがありません。音楽の授業がきらいとか先生がきらいとかはあるでしょう。又変な言い方ですが、”楽器が弾けない方がいい”と思っている人はいないでしょう。音楽はいいなあ。きれいな音をきちんと弾ければ楽しいし、ピアノやヴィオリンも大好きになる。その為には、練習、努力をすれば可能。この連鎖の理解が根底にあってレッスンは始めるべきなのです。大人の場合は生徒本人が、子供の場合は親が音楽の本当の楽しさの意味をきちんと把握しておき、子供にもレッスンを通して先生が自覚させる。かつ、生徒本人の年相応の忍耐力に加えきちんと練習すれば、レッスンを続けることは、難しいことではないのです。

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田村玲子 音楽教室